「研究生・野尻修平による講演」
マスタークラス向けの特別講義の後半では尚美学園大学大学院・冨田研究室を代表し、野尻修平が「トミタメソッド」を紹介しました。
アーティストが一貫して仕上げる音楽制作スタイル、自己プロデュース、マネージメントは今日のメディア業界が求める音楽家像でもあり、
音楽大学・大学院をプロ育成の場と掲げるのであれば、こういった指導内容、実践主義は大変重要なことであると強調しました。
また、学生交流の場では上海音楽学院の学生作品の試聴も行われ、クラリネットを多重録音し、DAW で編集した素晴らしい作品がありました。
上海音楽学院音楽工程科の学生はシンセサイザーによる打ち込みの作品よりも生楽器を使用することが多く、各コース間の交流も深いようです。
マスタークラス向けの特別講義は学生との距離も近く、大変に有意義な会となりました。
講演後には学生が集まり、冨田教授と上海音楽学院学生との交流が行われました。 |
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野尻修平による講演の模様。写真右から、冨田教授、
サウンドエンジニアの山崎博史氏、野尻修平、同時通訳をなされているピンノさんです。

協力・音響設計(株)SONA
設計図などの資料を用いた柔軟なスピーカーレイアウトを可能にする次世代スタジオの紹介。

冨田研究生のサラウンド作品紹介は、すでにコロムビアミュージックエンターテインメントより発売されている野尻修平の2 作のサラウンドアルバムより一部抜粋と、漢那拓也によるマルチメディア作品が紹介されました。 |