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最近の録音機器の進歩はめざましく、 現実の音と録音された音との差は、聴感上判断つかないところまで近づいたとおもわれます。 しかし、作曲者や演奏者が放つ、音楽そのものがもつ感性や 精神性は、なかなか測定データ上では、何を持って良い音と するかは決めがたいところがあり、われわれ創作する側に とっても悩むところであります。 今回の実験は、邦楽器を加え、演奏者とその個性ある楽器の 音が、それぞれのマイクやオーディオ機器を通して、聴き手 となるリスナーに、どのような感情移入となるかを比較実験 いたしたく計画をいたしました。これは優劣の比較ではなく、 それぞれの機器の個性なり特徴の比較であります。 またその収録の結果は、当研究室よりみなさまにお返しいた します。 よい実験会になるように皆様のご協力をお願いいたします。

冨田勲

企画実験の内容
実験企画1
実験企画2
実験企画3
実験企画4
実験企画5


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プロジェクト発足の経緯

 尚美学園大学大学院芸術情報研究科トミタ研究室が音響機器や楽器を取り扱った録音実験を皆様へご提案差し上げた“きっかけ”は、「 鳳来寺山・鏡岩のサラウンド音響を求めて」と題した 研究であります。この研究の取り組みは NHK ハイビジョン特集「冨田勲 仏法僧に捧げるシンフォニー〜鳳来寺山 63 年目の再訪〜」に取り上げられており、番組をご存知の方も居られるかも知れません。

 研究生は、この研究テーマで、録音の技術的なことはもちろん、さらに、ミュージシャンの視点で鳳来寺山・鏡岩がもたらす音響空間の魅力に迫りました。鳳来寺山の地形や鏡岩の地質考察に加え、現地で測定も行い、 NHK の深田晃氏による多大なアドバイスを受けながら得られた音声データをもとに、聴感上のイメージを刷り合わせることで、サラウンドリバーブを創作しました。研究生は鳳来寺山の響きの再現ではなく、表現を試みました。冨田勲氏は鳳来寺山を巨大なエフェクターと考え、その音響効果を音楽的な情感として重要な要素とし、シンフォニーの作曲をされ、研究生は「 鳳来寺山・鏡岩のサラウンド音響を求めて 」の実践研究によって、「音」で表現することに垣根を持たず、自由に音楽表現へ取り組む素晴らしさを学びました。

 また、同時にこういった表現を支えるのは近年の素晴らしく発達した制作環境であるとも実感しております。半世紀以上も音楽表現を続けられている冨田勲氏が馴染みの制作環境に留まることなく、新たなデジタルツールを探求し、駆使され、次々と新たな取り組みをされている事に研究生も大変な刺激を受けております。

 このプロジェクトではアーティストの視点で音響機器や楽器を探求することで作品創作の発展を考えています。そして、サラウンドの収録について皆様と一緒に研究していければと願っております。

野尻修平

前回の録音実験の取り組みについてはこちら
 
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