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鳳来寺山 鏡岩のサラウンド音響を求めて
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特集記事

なぜ、鳳来寺山の仏法僧は美しく響く、素晴らしい音色だと評判になったのでしょうか。
それは、鏡岩がもたらす残響にあると誰もが言いました。
では、鳳来寺山鏡岩の音響空間にはどのような“情感”が隠されているのでしょうか。
音楽家にとって、これは大変興味深いテーマです。
鏡岩が持つ音響空間の世界には、きっと人の心を打つ“何か”が潜んでいます。
冨田研究室では、この音響空間の魅力に迫ります!

研究期間   : 2006年 5月 〜2006年11月
場所      : 愛知県  鳳来寺山

《冨田研究室 研究生活動内容》
1.鳳来寺山鏡岩の残響を収録し、音響空間再現及び、その響きによる情感を作り上げること。
2.自然の地形を利用した音響空間を再現し、音楽創作へ反映させること。

【プレロケ】(2006年5月29日)
研究テーマをどのように考察すべきか、何よりもまずは情報収集です。早速、研究生・野尻修平によるプレロケが行われました。
今回、研究室としての研究テーマは「響きによる情感の探求」にありますが、同時に冨田教授の「仏法僧」作曲アイデアも持ち上がっており、 それは鳳来寺山鏡岩の特殊な地形から得られる音響効果を音楽の中に取り入れたもので、まさにサウンドクラウドさながらの立体コンサートです。 このプレロケでは鳳来寺本堂前、鏡岩の最新状況の調査といった立体コンサート実現の為の調査も同時に行われました。

プレロケ01 プレロケ02 プレロケ03 プレロケ04 プレロケ05 プレロケ06


東京から本長篠駅〜鳳来寺山頂まで約3時間。思ったよりもスムーズに現場に到着しました。何よりも鏡岩の壮厳な趣に心を奪われました。 しばし、その景観に魅了されながらも、日帰りロケで鳳来寺山のポイントを押さえなくてはならないので、ゆっくりもしていられません。早速、調査です。

プレロケ06 鳳来寺周辺の地図

メインステージに最適なのは本堂前のスペースでした。本堂前では鏡岩の反響を感じるポイントもあれば、あまり響かず味気ない響きをすることもあります。 木々による吸音の影響も感じられ、地形の様子から演奏ポイントとしては、本堂前、鐘楼、鏡岩、開山堂、石段などが候補となりました。 このプレロケで何よりも幸運であったのは、偶然にも鳳来寺・藤本ご住職にお会いできたことでした。 冨田教授にコンサートのアイデアがあり、冨田研究室としては、NHKによる仏法僧の中継の快挙から、その響きで人々を魅了している「鏡岩の音響」を探りたいということをお伝えすると、 唐突なご提案になったにも関わらず快く承諾して下さり、様々なアドバイスを頂きました。鳳来寺周辺を実際にご案内頂き、さらには鳳来寺自然博物館館長との面談までご同席頂き、 鳳来寺山や仏法僧の基本情報から、実際にプロジェクトを行う上での交通機関、収録機器の搬入搬出、電源、ワイアリングについて、予想以上に詳細な情報が調べられました。

プレロケ07 プレロケ08 プレロケ09 プレロケ10 プレロケ11 プレロケ12



【下見ルート】
本長篠駅→(15分)→山頂駐車場→(10分)→東照宮→(5分)→本堂→(3分)→開山堂→(5分)→鏡岩→(3分)鐘楼→(5分)→本堂→(40分)→ 奥の院→(40分)→本堂→(40分)→石段始まり→(15分)→自然科学博物館
※所要時間は写真撮影を行いながらのものです。

研究室としては、このプレロケから得られた情報を整理し、実際にどのように研究を進めるかのプランを立てることになります。
いよいよ次回は実際に音響測定をします。


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