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ローランド工場見学

2007年7月4日 梯郁太郎氏のご案内のもと、ローランド工場見学をしてきました!


浜松に集結したローランドの楽器工場
ローランドの創設者であり、現在は特別顧問をなさっておられる梯郁太郎氏のご配慮により、浜松にある工場を見学をしてきました。
梯氏のご自宅にて、楽器業界の現状や音楽と映像を同列に考えるローランドの今後のビジョン、そしてアーティストとの関わり方などお話頂き、 さらには梯氏自らが編集された映像も拝見させて頂きました。過去の楽器展でのデモやMOOG博士との交流など、貴重な映像がたくさんありました!
また、研究生・漢那拓也によるローランドのDAW「SONAR」使用レポートのご報告を差し上げ、技術の方とのコミュニケーションも図られました。

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左下:梯郁太郎氏 右下:冨田勲氏 左上:野尻修平 右上:漢那拓也


工場見学で最初に拝見したのがオルガン「アトリエ」の新製品です。いわゆる電子オルガンなのですが、この楽器には”ローランドのオルガン”としてのこだわりが沢山詰まっています。 非常に多機能で奏者一人でコントロールする訳ですが、鍵盤のアフタータッチやペダルで複雑な演奏も可能で、ドローバーなどのアナログ操作も充実し、Vシンセなどで培われた音源モジュール部分もとてもリアリティのあるものでした。オルガン「アトリエ」の製品ページはコチラ

アトリエのデモを聴いた後、工場に入り、鍵盤(キータッチ)のこだわりや、実際の組み立てライン、そしてデジタル楽器の心臓とも言える基盤の工程を見学しました。 さすが世界のローランドです。どの工程ラインも機械(ロボット)によるオートメーションが進み、効率よい生産性が重視されています。 しかしながら、どのセクションでも、「楽器として命を吹き込む」重要な部分は必ず人が行うとのことです。完成前には過酷な使用状況にも耐えうる動作チェックが行われ、モノ作りへのこだわりを感じました。

続いて、講演などで使用されるホール、録音スタジオ、無響室を見学させて頂きました。ホールは残響をコントロールする為の工夫がなされており、講演の内容によって調整するとのことです。 録音スタジオは映像制作もできるよう撮影機器や照明などに様々な工夫がなされていました。現在はオルガンやピアノといった楽器の教則ビデオなどを制作するのにも活用されているとのことです。 スタジオからは湖が見え、リラックスして作業が行えそうでした!なお、無響室はスピーカー製品の調整、音源ライブラリの作成などでよく使われるそうです。


最後にご案内頂いたのは博物館。ローランドの前身である「エーストーン」のオルガンから、現在のローランド、エディロール、BOSSといった最新の楽器まで展示されています。 冨田勲氏とローランドとの出会いはマイクロコンポーザーMC8から始まったそうで、近年ではRSSが源氏物語幻想交響絵巻で活用されています。もう30年以上のお付き合いだそうです。 梯郁太郎氏も著書「ライフワークは音楽」で書かれていますが、楽器を作るハード側と音楽を作るソフト側の関係は非常に密接です。アーティストが近年のデジタル機器によって得られる恩恵は 素晴らしいものがあり、アッという間に進化していきます。トミタ研究室では様々な機材にも敏感に反応し、研究していくことで表現の幅を広げていきたいと思います。

ローランドの最新楽器のご紹介、技術者の皆さんの情熱は大変刺激になりました。ありがとうございました。


関連リンク
ローランドの公式ページはコチラ
研究生・漢那拓也によるローランド「SONAR」 使用レポートはコチラ

インフォメーション
2007年9月下旬に浜松にて冨田勲氏によるサラウンド・セミナーが予定されています。
詳細は後日掲載予定です。


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