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鶴岡講演レポート

平成19年10月19日、 鶴岡市 中央公民館市民ホールにて、冨田勲トーク&ライブ「わが人生は音の響きとともに」が開催されました!

[ 講演の概要 ]

冨田勲 トーク&ライブ 「わが人生は音の響きとともに」

講師: 冨田 勲氏(作曲家)

日時: 平成19年10月19日(金) 午後6時30分 〜

会場: 中央公民館 市民ホール

主催:  鶴岡市 /共催:  鶴岡市 教育委員会

 

音声コントロール: 野尻 修平さん

会場 PA 担当: おんがくハウス 佐藤 園さん

 

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10月19日、午前8時20分。

羽田発のANA 893便に乗った私たちは、山形県、庄内空港に降り立ちました。

離陸前の庄内の気温は10度。一時間のフライトを経て、12度まで上がったこの日の空模様ですが、やはり肌寒く感じます。

この東京よりもぐっと冷えた秋の空が、私にとっての庄内のファーストインプレッションとなりました。

 

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鶴岡市 は西を日本海、東を出羽三山に挟まれていて、夏は海水浴、冬はスキーが楽しめる、東北地方、最大の面積を持つ市です。冬は雪に包まれる 鶴岡市 ですが、夏には(非公式記録ではありますが) 40.9 ℃を記録したことがあるほど、一年を通しての寒暖の差が大きい土地だそうです。江戸時代には庄内藩酒井氏の城下町として栄え、後にこの庄内藩は、藤沢周平による作品に登場する「海坂藩(うなさかはん)」のモデルにもなりました。庄内平野は昔から農業で栄えた土地だそうですが、最近では農業に科学技術を取り入れ、庄内米の品種改良など、新しい取り組みも進んでいるそうです。

庄内空港に到着した後は、鶴岡市役所の奥山さんの車で、講演会場の「 鶴岡市 公民館市民ホール」へと向かいました。空港から市街地へ向かう途中には田畑が広がり、農業が盛んな様子が見て取れます。

打って変わって、市街地に入ると、美しいガラス張りの近未来的な建物が点在しています。これらはそれぞれ大学や、(後に紹介させていただく)先端生命科学研究所、高校、図書館といった、学術、教育機関に関する建造物で、鶴岡には庄内藩の藩校が現存しているということもあり、文化学術の土壌が根付いているそうです。(現存する藩校建築物としては、東北地方唯一!)

 

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慶應義塾大学先端生命科学研究所は、 山形県鶴岡市 に 2001 年に設置された、最先端のバイオテクノロジー研究所です。実は、この研究所の所長を務めておられるのが冨田先生のご子息の冨田勝さんで、こういったご縁もあり、世界をリードする最先端の研究現場を見学する機会を頂くことができました。

この研究所では、コンピューターを使った細胞の動きのシミュレーションや、分析や解析など、分子生物学、情報生物学などの分野で世界に先駆けた研究を行っているそうで、多くの研究にて海外でも高い評価を受け、様々な賞を受賞されています。

世界に先駆けた研究が出来るのも、独自に開発した装置によって、高精度かつ高速な分析が行えるからだそうです。また、研究をする環境にも大変こだわっているそうで、 24時間使用できるジャグジーつき風呂や仮眠室、託児所なども研究所内に設置されていました。

鶴岡という場所に研究所を設置しようと考えられたのも、「東京とか関東では出来ない、リラックスした環境で独創的な研究がしたい」との思いによる部分があるとのことでした。

研究所内には現在行われている最先端の研究を分かりやすく解説したポスターが至る所に貼られていることからも、研究所を訪れる方々に少しでもサイエンスの面白さを広めたいというような意気込みを感じます。

普段は慶応義塾大学(湘南藤沢キャンパス)の学生が、最大 2 年間の期限を設定して実験をしにやってくるそうなのですが(常時、 50 人くらいの大学生、大学院生がいるそうです)、時には高校生も、 鶴岡市 は勿論、日本全国からも招き、短期間の実践実習なども行っているそうです。

鶴岡市 も科学技術や教育の発展には力を入れているそうで、色々な面でバックアップをしているとのことでした。

音楽とは少し趣が異なりますが、「新しい 鶴岡市 」を知る上でも、今回、先端生命科学研究所を見学させていただけたことは、大変価値のある経験になりました。

お忙しい中、丁寧なご説明を下さった冨田勝教授をはじめ、お世話になった皆様、誠に有難うございました。

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